労働者災害補償保険編(前十字靱帯損傷 その9)

症状固定

いわゆる症状固定という状態になったのです。

膝の診察

つまり「治癒」のことですが、これはこれ以上治療しても改善される余地がないと判断されたらそこで治療中止。

「治癒」なんていう言葉を使いますから、なんか治ったような言葉ですよね。

しかし、医学の世界での「治癒」とは、治ってもないのだけど、これ以上治ることのない状態=これを「症状固定」の状態ですが、「治癒」と呼ぶのだそうです。

言葉の綾ではあるのですが「症状固定」のほうが言い得てると思います。

私の場合で言うと、前十字靭帯が切れて、時間とともに縮んでしまって二度と自力では再生しない状態=関節を繋ぐものが一本消失した状態で症状固定してしまったということです。

障害の日から1年半経過したころに判断されます。

とはいえ、関節を固定するものがないですから、半月板が傷みまくりにもなります。

通常半月板に傷がつきますと、高潤滑のベアリングに傷が入るのと同じで、動きに対して引っかかりが生じます。

半月板の場合、膝を曲げたら曲げたまま、伸ばしたら伸ばしたままにロックがかかることがあります。

しかし、私の膝は半月板に傷がついて動きが悪くなるはずなのですが、靱帯がないので引っかかりがなく、痛いのだけど膝は動きます。

一番半月板を傷める姿勢が「しゃがむ」姿勢となり、一回しゃがむと、しばらく膝が痛くなります。

しゃがみ

あとはこれらのような「後遺障害」の問題になってくることを指すのです。

「なら障害給付の申請をするので診断書を書いてください。」と言い放ちました。

「障害給付???」

「あんたの場合はまず認められんよ。」どこまでも好戦的な医師です。

「出すだけ出してみますよ。現に関節が外れるんですから。」

「だから、あんたのは関節が外れているんじゃない。」

「書いてくれないんですか?」

「診断は私がする。」(どっちなんだよ)

どうもかみ合わない担当医でした。

後遺症診断には膝の曲がる角度の検査や触診の廻旋テストや前方引き出しテストというものが行われます。

要は、足を伸ばしたり曲げたり回したりして緩みを判断するのですがどの診断もつい力が入って思うように診断ができません。

足関節の不安定性を診るテストです。

レントゲン室

「ほら、力を抜いて。」

「力を入れるな。」

「固まるな。」

容赦なくどなり声を浴びせられます。

前方引き出しテストとは、レントゲン室で負荷のない時とひざを曲げて足を突いた状態でおもいっきり引っ張った状態を撮影して誤差を測る検査です。

これも、力がつい入るのですが先生も自分は体が悪くもないのに一緒にレントゲン室に入って被ばくの危険を冒して検査してくれているのです。

力を抜いているつもりなのですが、骨盤から足先まで勝手に硬直して、素直に力が抜けません。

「いいか、次が最後だぞ。これに失敗したら認定はないぞ。」と脅され「1・2の3」で撮影したのでした。

膝関節

ひとりで悩んでないで弁護士に相談しましょう

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