胃潰瘍その1(発症)
先日TVでやっていましたが、胃潰瘍になる95%の原因はピロリ菌らしいですね。
僕は、15年くらい前に胃潰瘍で血を吐いて入院したことがありましたが、おかげさまでピロリ菌はいないんです。

だいたい、井戸水で生活していたりするとまずピロリ菌を疑うらしいのですが、我が家は子供のときからずっと水道水でした。

つまり僕の胃潰瘍の原因は、ただ、たんに、不摂生のかたまりなんですね(^-^;
いわゆる暴飲暴食。私は飲むほうはさっぱりなんですけど。体型がとても物語っています。(当時 身長179cm、体重 105kg)
仕事柄、日中は銀行対応、夜間は接待、いつも12時前後に家に帰ってきて、それからおもむろに晩ごはんです。しかも脂っこいものばかり。ごはんは最低3杯。

習慣とは恐ろしいもので30年も40年もおなかいっぱいに食べる癖がついていると、胃袋が一定の重さになるまでいつまでも食べてしまうのです。
健康診断の後に保健師の指導で、「噛め、噛め、噛めば満腹中枢が働いて食欲がストップする」と耳にタコができるぐらい言われ続けていますが、絶対におなかいっぱい食べるまでおなかいっぱいにはならない!!断言できます!!(キッパリ!!)
さて話題が戻りますが、15年前に入院したときは、晩ごはんに出た「もずく」を酢ごと食べた後、寝る前に牛乳を500cc飲んで寝たのです。普通は牛乳のアルカリと酢の酸が中和するはずなのですが、牛乳500ccもいい加減オーバー気味。消化不良でも起こしたのでしょうか。
「もずく」を食べている時点で、不摂生の罪悪感をこれで帳消しにしようとする、無駄な努力が感じられます。酢まで飲んだことで、身体が中和されると勝手な解釈をしているものと推定されます。いや、そうに違いない!
夜中に、眠っている間、胃酸がどんどん胃の中に溜まってきて限界に達したとき、それが食道へ逆流してきたのです。つねに満腹状態を追求していましたので、食道と胃の間に堰き止めるような、神様がくれた人間が生きていくために必要なシステムのひとつが崩壊していたことがわかります。
一回くらいならまだしも30分おきに朝の6時まで、うとうと寝ては、逆流した胃酸が気管支に入り、おぼれるように息ができなくてせき込んで、気管支や喉の奥の焼けるような痛みをこらえながら目が覚める。
胃酸がのどや鼻にまで逆流して粘膜を刺激して熱い。。。痛い。。。眠れない。。。
ぜんそく患者が、気管支に粘り気の強い痰が絡んでせき込んでいるときも同じような経験をします。この場合は、アレルゲンと呼ばれる物質に反応して気管支が腫れてきた状態とせき込むことで喉が痛くなってくる状態ですが、胃酸で気管支周辺の粘膜を傷めても同じような症状が出ることがあります。わたしはこの紛らわしい症状のせいで、若いころから長年ぜんそく治療の高額な薬を処方されていましたが、実は逆流性食道炎だったという笑い話でもありませんが、医師が近年の誤診を認めた(最初は喫煙によるぜんそく症状だったかもしれないが、途中から逆流性食道炎が原因になることが主になったのだろうという診断でした。)ケースの患者でした。
寝たいのに寝れない。かなわないので起きあがって、トイレで胃の中のものを全部吐き出す。
透明な液体がコップに2~3杯分ぐらい出てくるんです。
これが一晩中続いたので、ついに明け方には自分の胃を溶かし始めたんですね。
4時ごろから吐くものがだんだん真っ黒い塊になってきます。
そもそも、この逆流の原因が、胃の入り口にあたる「噴門」が開きっぱなしだから起こる、ずっと後に知ったのですが、これが逆流性食道炎の原因たる「裂肛ヘルニア」という状態らしいのです。欧米人に多いそうですが、この後、胃カメラを飲んだときに医師から「あんたの胃は外人並みじゃ!」とわけのわからないことを口走られていました。
横隔膜より下にあるはずの噴門部が上に飛び出てしまい、胃と食道を分断する適度な角度がなくなるので、胃の中のものが逆流してしまう病気なんだそうです。
どう考えてもおかしい色のものが出てきだしたので、コップに少し取っておいて翌朝一番に子供のころから通っている女医さんのいる内科に行きました。
町医者なので設備がない。
先生も嘔吐物を見てすぐさま総合病院に紹介状を書いてもらい、電話ですぐに患者を向かわせることを伝えてタクシーが呼ばれ速攻で紹介先の病院に向かわされました。
そこで胃カメラを飲んだら胃の中が糜爛状態になっていたのです。
火山がたくさん噴火しているような光景です。

しかも私は咽喉の反射が激しく胃カメラを飲むときに口に含む麻酔が全く効かないので、診察中ゲェ~ゲェ~ゲェ~ゲェ~といくらでも胃液が出てくるので医師が呆れていました。
結局、即入院となり
(24時間連続点滴 + 絶食) × 出血が止まるまでの日数
の生活がやってきました。
でも点滴のせいでしょうか、不思議とおなかは空かなかったです。
ただ、お見舞いにもらった日経トレンディー誌で、日本の和食の名店30選といういやがらせのような特集があって、これが強烈な欲求不満をもたらしてくれました。懐石料理を極めた究極の料理が目の前にあるのです。見まい見まいとしましたが、暇なものですからつい見てしまうんですよ。。。一応、新聞を読む習慣はなかったのですが、入院の際に看護師さんに「新聞取りますか?」って聞かれて、かわいらしい看護師さんだったのでカッコつけて「じゃあ日本経済新聞を・・・。」とお願いしていましたので、一日だけ読もうと試みたのですが、面白くもない経済ニュースを、2ページ読み切るだけで半日かかって、こんなの全部読むのは至難の業だと、以降まったく読まなくなっていました。
こんなやつがよくCFP®を取得したなあと我ながら感心します。

褒めるべきは、よく脱走をしなかったと思います。
食事の時間に、牛乳を1本だけ飲んでいいというお許しが出ました。
それ以外は飲み薬です。
点滴も止血剤なので、出血は止まっていましたが、飲み薬の中のひとつに、海草が原料の糊のような緑色のジェルがたまらなくおいしく、唯一のご馳走でした。
そういえば、毎年行われる健康診断での胃透視で飲むバリウムも結構好きです。
ともあれ、この入院は意外にも3日の絶食で出血が止まり、退院することができました。
コメントを残す