クレジットヒストリー物語(15)

教育ローン

その1

 上の息子が 大学受験の年になってしまいました。

大学

 私の学生時代、国立大学は年間15万円の学費 だったと記憶しています。

 いま、 60万円近い学費が要ることを知ったのは、ごくごく最近のことでした。

 破産を覚悟していた身ですから 学資保険なんて当然入っていません。むしろ、破産申立書を弁護士に渡したときに私の財産目録の中から、新入社員のときに付き合いで月々3300円を10数年掛けていた がん保険を目ざとく指摘され、掛け捨てと思っていたこの保険を照会した結果、実に 解約時返戻金として約40万円の残高が発覚、あわてて解約したほどでした。

 当時の破産法手続きでは66万円までは自由財産として持っていても良いとされていましたので(現在は新破産法によって99万円とされているようですが)棚ぼたのような臨時収入ではありました。

 ただ、学資保険なんかにも入っていたら結局解約される運命でしたので、今日このときまで、大学費用を積み立てるという発想はありませんでした。

 慌てました。そんなに給料は良くないし、中古車を買うにもクレジットにはズタボロにされていたからです。

 そこで 国民生活金融公庫に申し込んでみることにしました。これが大きな盲点だったのです。

 わたしは、この申し込みをするまで 国民生活金融公庫の窓口に行ったことがありませんでした。初めて訪れて、申込書をもらい記入して、必要書類を添付して申し込みを済ませました。ここでは過去半年分の生活費の引き落とし内容を証明する預金通帳の写しを審査に使うのです。自信がありました。

 政府系ですから信用情報機関は利用しない(と思っていた)。支払いは、債務超過になるまで一度も遅らせたことがなく再起後も、きちんとしていたからです。翌日、担当者から電話がありました。本人確認だと思い意気揚々と受話器を取ったのです。

 そのとき、担当者から思いもよらない言葉が発せられました。「○○さん、あなたあれだけ図々しいことしておきながらよく申し込みされましたね。当行は、あなたのような人とお取引するつもりはまったくございません。書類はシュレッダーにかけますから。」という電話だったのです。

 なぜ????昔の書類を引っ張り出してよくよく調べました。

 そうなのです。不渡りを出す数ヶ月前に、メインバンクに書類を書かされ、結局メインバンクの返済に廻されたあの国民金融公庫の融資も、この教育ローンと同じ政府系金融機関だったのです。

 メインバンク経由で申し込んでいたのでまかせっきりだったのと、国民金融公庫が国民生活金融公庫と同じだとは気づきませんでした。

 住宅金融公庫も含めて、それぞれが横のつながりなんてないものだと思い込んでいました。

 そもそも 国民生活金融公庫なんて名称のものが昔からあったのか???

 私の理解は

1 中小企業の事業資金融資は「国民金融公庫」

2 教育資金融資は「国民生活金融公庫」

3 住宅資金融資は「住宅金融公庫」だと思い込んでいて、詳しく調べたことがなかったのです。

 うかつでした。。。

 構造改革かなんなのか知りませんが、国民金融公庫の名前が変わっていただけなんですね。

 住宅金融公庫は「住宅金融支援機構」という名前に変わり国民金融公庫は環境衛生金融公庫と合併して「国民生活金融公庫」になってたのです・・・。

 中小企業金融公庫とか似た名前のものが多すぎて、あまり深く考えていませんでした。

 たった2回返済しただけで不渡りを出したのですから公庫としては、とんでもない奴に思ったに違いありません。もっともな事です。そのとんでもない会社の社長だったのが私なのですから。

花

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